スクリューコンプッレッサー設置の配管構成
一般的なスクリューコンプレッサーの配管構成は以下のようになります。
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注1:機器構成は当社におけるオイル潤滑空冷式の実績を基準にしたものです。タンク二次側にフィルターを取り付けるケースもあります。
※弊社ではタンクドレン詰り防止の観点より、錆の発生及び不純物の蓄積を防止する事を優先し、タンク一時側にフィルターの取り付けを行うようにしております。
注2:エアドライヤー、フィルター類からは微量のオイルが含まれたドレン(オイル潤滑型)が発生いたします。ドレン処理は設置地域により処理方法に違いがあるため除外としております。
注3:コンプッレッサーの排風につきましては、設置環境によって異なりますので除外としております。
配管材料の種類
●エアドライヤー
圧縮空気中の水分を取り除く役割があります。水蒸気中の水分までも除去するため湿度、温度に関係なく使えます。
空気を圧縮すると、元の空気に含まれる水蒸気は圧縮された後に余分な水分に変わることがあります。 水分等の不純物(ドレン)が混入した圧縮空気を使用すると機械の作動トラブルに繋がります。
●エアフィルター
圧縮空気の水分、油分、不純物、臭気を除去します。内部のエレメントで異物をキャッチして延伸分離等でドレンを除去します。
ドレンフィルター→水分
オイルミストフィルター→油分
ラインフィルター(ダストフィルター)→不純物
フィルターは定期的なメンテナンスが必要になります。
●エアータンク
コンプレッサーから吐出された空気は脈動されています。エアータンクに入れることで、空気圧力を標準化し、安定させます。
第二種圧力容器に該当するセパレータレシーバタンクを搭載しているコンプレッサーは、定期的に自主検査する義務があります。
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●エルボ
パイプとパイプを90°で接続する継手
●キャップ
配管の端を塞ぐ(外ネジ)
●ソケット
外ネジと外ネジを直線で繋げるための継手
●ブッシング
径が異なる内ネジと外ネジを繋げるための継手
●プラグ
配管の端を塞ぐ(内ネジ)
●チーズ
3本のパイプをT字に繋げるための継手
●ユニオン
配管途中に設けて外ネジ同士の脱着を安易にする継手
●ニップル
内ネジ同士を繋げるための継手
●ゲートバルブ
回転式のハンドルによってラインに対して垂直にゲートを閉じることにより流体を遮断する
●ボールバルブ
中空で穴のあいた回転ボールを使用して、その中を流れる流体を制御する
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配管部品のサイズと呼び方
呼び方 | 外径D(mm) | 内径d(mm) | ||
---|---|---|---|---|
A | B | 通称 | ||
6 | 1/8 | 1分(いちぶ) | 10.5 | 6.5 |
8 | 1/4 | 2分(にぶ) | 13.8 | 9.2 |
10 | 3/8 | 3分(さんぶ) | 17.3 | 12.7 |
15 | 1/2 | 4分(よんぶ) | 21.7 | 16.1 |
20 | 3/4 | 6分(ろくぶ) | 27.2 | 21.6 |
25 | 1 | インチ | 34 | 27.6 |
32 | 1 1/4 | インチ2分(インチにぶ) | 42.7 | 35.7 |
40 | 1 1/2 | インチ半(インチはん) | 48.6 | 41.6 |
50 | 2 | 2インチ(にインチ) | 60.5 | 52.9 |
65 | 2 1/2 | 2インチ半(にインチはん) | 76.3 | 67.9 |
80 | 3 | 3インチ(さんインチ) | 89.1 | 80.7 |